日本は特殊であるということ
日本というのは検索エンジンの世界では異質と言ってもいいそうです。日本で利用される日本語というのは英語とはかなりの隔たりがある言語といってもいいかと思います。アメリカで実施された施策でも、日本語に導入されるまではとても時間がかかったりするそうです。具体的にいえば、アルファベットというのは26文字しかないわけですが、日本語にはひらがなとカタカナだけで96文字あって、常用漢字だけでも2136文字、4388音訓と、利用されている文字数だけでも圧倒的な違いがあるかと思います。その上、単語ごとにスペースで区切られる英語とは違って、日本語というのは隙間なく単語が続いていく上に、漢字やひらがな、カタカナなどが入り乱れるということになるので単語の把握だけでもとんでもないものとなるかと思います。また日本語というのは、英語のようなSV,SVO,SVOOのような文型と呼べるようなものがなくて、接続詞や接続助詞で延々と長くすることも可能なので、文型から把握することは困難の極みとなるようです。結果的に、アメリカで導入した施策を日本に導入するためには、技術的にはとてつもなく高いハードルがあるということがいえると思います。日本というのは経済大国ではあるものの、日本語を使っているのは日本だけということで、言語としての市場の発展性は考えられないところがあるかと思います。スペイン語に対応すれば中米に、ポルトガル語ならば南米にと、波及することができるかと思います。たとえ高い技術的なハードを超えなければならないとしても、日本語と違って発展性があるといえると思います。そういった背景もあるため、日本で最新の施策が導入されにくいといえるようです。
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