急激にリンクを獲得するとペナルティ?
被リンクの重要度が高まる中で、逆に急激にたくさんの被リンクを受けるとスパム判定を受けるといわれています。「1 日に 2、3件のペースでのリンクが理想で、 1日に数十件も増えるとスパム判定を受ける」と主張する人もいます。
「サイトが自然にリンクを獲得する場合は、 一定のペースで増え続けるはずなので、短期的に急激に増えるのは過度に意図的なリンク集めをしたと判断されるのでは」ということがその背景にある考え方です。過剰SEOということで最悪は削除されるという意見もあります。
そこで、ドメインもコンテンツも真新しいサイトに急激なリンクを施し、その後は何もしないという、かなり極端な検証を行ってみました。結果、インデックス数や被リンク数は時間の経過とともに概ね増ましたが、グーグルでの被リンク数のみがリンク完了後60 日のデータから減少しています。これは被リンクペースの異常を感知したのかも知れません。検索順位については、ヤフー ではほとんど 100 位以内に入っていないのに対し、グーグルでは100 位以内に入っている期間が長くなりました。
また、グーグルでは一時期かなり順位が高くなったものの、その後はしだいに順位を下げています。これは被リンクが増えなくなったときに起こる 般的な順位推移と同じです。
結論としては、少なくとも
インデックス削除のような重度のペナルティは受けていないことがわかりました。
また、グーグルでは工イジングフィルターが働き、一定の期間を経なくては上位
表示しないといわれていますが、ここではヤフーよりグーグルの方が早く評価して
上位表示しています。
過去の経験でも、今回ほど極端ではないものの、急激なリンクがスパム判定を受
けるといったことは確認していません。
これはリンク自体は急激でも検索エンジンで認識されるまでは一定の時間がかか
ることが原因していると推察されます。サイトによってもさまざまですが、その期 間は概ね2~ 10 日ぐらいです。 有名人や一気に脚光を浴びた人のサイトが短時間で多量のリンクを得ることは珍
しいことではありません。また、被リンクの付き方によってスパム判定を受けるの
であれば、ライパルサイトに対して一気にリンクを貼るという嫌がらせも通じることになり、適切なことではありません。
よって、急激なリンクでスパム判定を受けるということは簡単に起こることではないと言えます。
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