バズマーケティング

バズマーケティングとは、ソーシャルメディア上での口コミの拡散を狙った施策です。 短期的な露出増よりも、中長期的な効果を重視します。 100% 狙って起こせるものではないので、継続的な取り組みが重要です。

消費者の口コミを意昧するマーケティング用語ですが、最近ではソーシャルメディア上で多くのユーザーに話題にされることを指す場合が多いです。

広告予算の豊富な大手企業では、マスメディアも巻き込んでバズを狙った施策を行うケースがよく見られます。普通の企業では、大手企業のように PR 会社を使ってマスメディアを巻き込んだ大規模なパズの仕掛けを打つのは困難でしょう 。しかし、ソ ーシャルメディアが一般化した現在では、多大な広告予算をかけずともパズを狙える下地が整いました。いわゆる「拡散」という行為が一般化したためです。

これはネガティブな例になりますが、有名人でも大手企業でもない一般のTwitter やブログが炎上しているのを目にしたことはないでしょうか?そうした炎上の事例はまさに、 多大な広告予算をかけずともパズは起きるのだというわかりやすい証明です。

バズが起こるとアクセス数が急増します。数百人、数千人にシェアされるような大きなバズが起こったときには、 1日で数千、数万の流入が生まれることもあります。 しかし、バズのメリットはそれだけではありません。

バズは、流入と露出増をきっかけにファンを増やせます。(RSS 購読者、ソーシャルメディアのファンやフォ口ワー) また、個人ニュースサイトやブログなどからリンクされる機会が増えます。 ソーシャルシグナルが増えます。またソーシャルメディアと連携したサイトからのリンクが増えます。バズを起こせるかどうかには運も絡みますので、短期的なメリッ トだけに注目していると「常にバズらせなければならない」と思って視野が狭くなったり、炎上を狙いに行ってしまったりするような問題が起こりがちです。

バズによって増えた流入から成約が生じるケースは、多いとはいえません。バズ経由で来るユーザーの多くは、その事業者のサービスにもともと関心があったわけでなく、ソーシヤルメディアを眺めていてたまたま目に入ったから訪問していることがほとんどのためです。